*[Web] Web デザイン vs アクセシビリティ

私は本業のWeb ローカリゼーション スペシャリストのほかにもWeb制作専門学校で講師補佐として授業で生徒さんに教えてます。
長いもので何クラスか担当しているうちにアシスタント・リーダーのような役を任されていて、授業後に復習メールを出すのですが、いろいろ調べなおしては書いてるうちに自分自身も見逃していたことを再認識したりしてすごく勉強になります。

で、今日はCSSレイアウトについての実習についてだったのですが、CSSのリンクの設定って


a:link { }/*未訪問*/
a:visited { }/*訪問済み*/
a:hover { }/*カーソルオン時*/
a:active { }/*リンククリック時*/


の順番での順番で設定する必要があるのですが(カスケード処理の規則により上書きされてしまうのを防ぐため)、たまたま授業では訪問済みリンクは、通常のリンク表示とは設定を変えていなかったんですね。で、あれ?と思ってちょっと調べてみたのですけど、やっぱり、訪問済みとマウスオーバー時の設定って変えといたほうがアクセシビリティ的には・・・つまりユーザーの使いやすさ上はいいらしい。やっぱりチェック項目にも入りやすいようですね。ちゃんとリンクはリンク、訪問済みは訪問済み、って視覚的にわかったほうがいいと。


で、今回はテキストリンクなんで、仮にこれが実際の仕事だったとしても気づいた時点で直せば良いんですけど。
ちょっと調べた中に画像で訪問済みとそうでないのを区別してないのはどうなのか、っていう問題提議があって、なるほどな、とは思いました。現行のリンクでスワップイメージを適用している多くの場合はメニューボタンなんですよ。なんで、これに訪問済みを表示するのはいかにもうっとおしい。でも、たとえば商品サイトなんかだとどうなのか・・・。
方法としては
①リンクボーダーの色を設定してそこに指定をかける
②画像を3種類用意する
とかとっさに思いつきますけど、サイトの重さを考えると②は現実的じゃない。


他にもFlashがしばしばハイブランドのサイトに採用されるのも、もちろん動的な効果を狙ってもあるとは思いますが、圧倒的多数のWindowsユーザーに見せるのに、アンチエイリアスのかかっていない画面はいかにもラグジュアリー感に欠ける、品位が落ちてしまう、という狙いもあると思います。ただしそうなるともちろん、ハイブランドなんでターゲットユーザーを絞り込む事に問題はないと思うのですが、アクセシビリティを落とすということはなんだか品位にかける気もします。


難しいところですね。


ところで今回の参考サイトでお勧めされていました。ちょっとのぞいてみようかな。

Web標準XHTML+CSSデザイン  クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。

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